はじめに
「ぢ」は人間の他、サルやチンパンジーなど2本足で立って生活できる一部の動物にしかみられない疾患です。
4本足の動物は肛門と心臓の位置がほぼ同じ高さにあり血管の流れが一定している為、肛門周囲の血行不良により起こる「ぢ」という症状が起こり難いのです。
「ぢ」の素人療法は禁物です
痔は、その症状の性格上病院で診てもらうにも抵抗があり、また薬局などで顔を合わせながら相談するのも恥ずかしいという事から、適当に市販の薬でごまかすように対処されている方が多くいらっしゃいます。
ご相談の際、市販の薬で良くならないという方が大変多く、中には「痔核」=”いぼ”が出たままの状態で何ヶ月も過ごされている方もいらっしゃいます。
「日常の生活にあまり支障がないから」、「そのうち治るだろう」と軽んじて症状を慢性化させると、『いぼ痔』はいぼが硬くたこのように固まってしまいゴム輪結紮(けっさし)療法や、切除手術などの、かえって大がかりな外科的手術でしか治らなくなってしまいます。『切れ痔』も同じです。
慢性化によって肛門潰瘍や、肛門狭窄を引き起こす事があり、そうなると手術が必要となります。
症状別に作られた専門薬で治す為の手当てをしましょう
経験上言える事は、たいていの長引いたケースは治らないのでなく「治す為の手当て」ができていないのがほとんどです。
市販のお薬は万人が使えるよう、広く浅く対応できる事を目標に処方されています。
その為、こじれてしまった状態までは完全に良くする事ができないケースが多く、症状をひきずりながら、また、反復をくり返しながら日々を経過させている方が大変多いのです。
『症状別に作られた専門薬』と、『広く浅くある程度の症状をおさえられる為の大衆薬』、その大きな違いは「血行促進性」「うっ血改善性」に大きな差があることです。
ましてや市販薬で門脈(肛門から肝臓へ向って流れる血液)や、静脈(肛門から心臓へ向って流れる血液)などの内蔵の血行まで良くする事は無理ですから、結果いつまでも血液の淀みがとり切れず慢性化させてしまう事になるのです。
痔を早く治す為には門脈・静脈の血行を良くするのがコツです。
まずはご相談ください
もし痔でお困りの方は恥ずかしがらず御相談下さい。 その症状の複雑さゆえ、治療には特に「知識」と「経験」が要求されます。その場しのぎでごまかさず、根本から治しましょう。
又、痔に関する様々な疑問や、治療に関してお聞きになりたい事にお答え致します。ご希望の方はお問い合わせのページにて受賜っております。